秋元 裕一
逃げ込んだ清掃用具ロッカーから君に電話をかける 月光
雪ならば決して積もらぬ大きさの灰が降る教会の屋根にも
暗算で終末までの年数を秒に直していた十四歳
砂壁に裸の背中でもたれては傷を作っていた十七歳
ときどきに息を止めては深刻な病気のふりをしていた二十歳
蛍光灯見続けて目に焼きついた紫色の指輪をあげる
お好み焼きみたいなものを食べていた 恋人みたいな君といっしょに
消えかけた絵馬を読もうと触れたとき置いて行かれたことに気付いた
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