::(近詠) 橋元優歩 |
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うらやまに並べた家具はまだ雪が降らないうちに透きとおりだす ぼすぼすと葉つぱのくづを吐きだして受話器の穴はしづかになりぬ 砂時計の砂をかぞへてかたみみにたまりつづくるちひさきむくろ 暮るる日のかくも赤きがかゆしとてつつじらあまた声をあげをり うしなひしパンのもどり来かはどこの藻にまみれつつぽそぽそいひて まなうらを抜く日ぞあかきぶらんことぶらんこの間やがてひづめり おもはずに生れきし魂はねこの背をころげ尾のへをころげゆきたり 野うさぎを放ちてきみとつめ切ればつめ鳴りはじむ そと、そと、そとへ 算段をしよう天使の服を着て 五等がきみで四等がぼく |
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