::Blitzkrieg 齋藤 岳深

しばらくはこの霧の中 遊ぼうか

むこうで橋の落ちる音する

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連鎖する動き

それのみ意を注ぐ

ただ獰猛な君のバタフライ

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被弾した頭蓋骨から

さよならという声聞いた

最後のけもの

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離れにて病める后を訪ねんと

扉開けてく 扉開けてく

掘割に

花は枝垂れて

びいどろのおんなは

さらにBlitzkrieg!!

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夕立がくるぞとさけぶ青年の鉄色の髪が逆立っていた

熱射病の子供の群れをすりぬけてサンダルで歩く夢遊病者

中天に突き刺さるかと思われたあのくちばしの秘めしあこがれ

汝と見し夢のなごりをたずさえて二艘の舟を火にかける哉

蜂の巣は図画教本を破り捨てた少年の夢を武装しつつある

ドアノブは徴収されて銃弾になるんだろうね ドアが開かない

辻風のように浮世をけちらしてどどっとあらわれる鉄砲玉

ぬれた空は絶叫している剥製はおんなのきずをじっと見ている

さらに雨に塗りつぶされて、焼跡で嘘をついてた碧い目のMama

いつか玻璃人形は闇に浮かんで、きみのしずくは森を滅ぼす。

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