::歩きながらつくった歌 永井祐 |
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まだ誰も見たことがない場所誰も知らないようなとき触れるアリ 十月に一人で入れた日本茶のその表面が輝きを増す マクドナルド二階のトイレ、ドアの前、憎悪しながら立っている俺 確信が生まれて走る道の上一等星だけ静かに浮いてる あの人に電話しねむる初雪に満足したてのあかんぼのよに 蛍光のきつい緑のパーカーが後ろの窓の藍に映えてる ミケネコが私に向けてファイティングポーズを取った殺しちまうか 新しい遊びに名前付けるのがうまいイトコはまだノイローゼ レモンイエローの紙で張られた迷子犬捜索願 もうすぐ二月 次にまばたきしたら視界の蛍光が粉々に砕け散っているはず 東海林さだおのエッセイにしおりはさみつつ私以外は人間じゃない バスの窓にもたれて浮かぶ色々は春は頭がおかしくなりそう よくいる人 生まれたときから当たり前に一人で生きてる人の肩もみ 月光に舌をさらして少しずつそれを飲んだらうつくしい夜 |
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